2011年7月27日水曜日

調和する生き方……ダルマで成長!

前回、ダルマの説明が中途半端でしたー。

今回は、さらに、ダルマを望むということは、成長である、というお話です


いろいろなひとが、安全や喜びを求めています。
さらに、ダルマ、自然の法則を見つけていくことに、喜びを感じ始めます。


カメラマン・写真家の例で言えば、
写真家と被写体とは関係性があることをまず知ります。
そして、写真家は被写体が自分の意図を超えたものであることであると知ります。

写真を取るときには、その場所・被写体への敬意を払って、
自分が撮らせていただくという立場を忘れずに、
その時、瞬間の贈り物を正しく受け取るようになります。
自然のメッセージをそこに見ることになるのです。
ダルマを感じた写真家は、その瞬間、人智を超えた自然の神秘、正しさ、美しさ、繊細さ、ダイナミックさを写真に込めます。正しく多くの人に伝わるように、技術を尽くして。

受け取った人たちは、自然に敬意、尊重、感動を知ることになるのです。


これが、ネイチャーカメラマンのダルマと言えます。


ダルマ=自然や宇宙の法則を見つけて
自然の法則、宇宙の法則に従って
その関係性、秩序の中で、
その世界に対して役に立つことを見つけていくこと。
これに対して喜びを見つけていくのは、探究心があるカメラマンの資質の最高のものです。
この資質は成長への喜びへとつながります。


数学者は、数学の中に正しい自然のダルマを見つけていくことに喜びを感じています。

物理学者は物理の中に壮大な自然のダルマを見つけていくことに喜びを感じています。

作家は物語の中に人間のエネルギーのダルマを見つけていくことに喜びを感じています。

絵かきは筆と絵の具でキャンバスに自分を超えたダルマを見つけては筆を取ります

医者はお金儲けを度外視してまでも多くの人が救われるようにダルマを見つけては日々働きます。

料理人は、愛情に満ちた食材を目の前にして、食する人の顔を浮かべながら、そのように調理すれば様々な人の自然の食材との接点が結べるかを探ります。

百姓は、太陽と月と水と大地と風の中で、植物の持つエネルギーを最大限活かして、おいしいと思ってもらえるような作品を探っています。

法則は何なのかを確かめていくこと、確認していくこと、
わたしたちがその法則の中に生かされていることを発見していくのです。
これまでは、安全や喜びに生きてきた私たちは、その奥に、宇宙の法則があることを
見つけていきます。

これら、眼に見えるものから、眼に見えないものまで、宇宙の法則、ダルマ
を見つけていくことは、わたしたちの第3番目の望みになります。

逆にダルマに沿わない生き方は可能でしょうか。
私たちは大きなこの宇宙の法則に逆らう、という自由選択があります。
それも人間は可能です。
人間だけは、ダルマに沿わない生き方があるのです。
ダルマをコントロールしようというのが、現代の社会における基本になっているかもしれません。
近代、現代科学、経済、哲学も、ダルマを人間の都合の良いように解釈して、変更を加えています。




アルタ=安全、カーマ=喜びを目的にする生き方をダルマにも応用しているのです。


ニュースを眺めていると、人々のほとんどの生き方が、そのように見えます。
そして、ダルマに沿っていないものが、たくさんあるようです。



さて、もともとの話の発端ですが、
ヨーガとこのダルマはつながるでしょうか。

答えは、はい、つながります。

このダルマとつながっていく生き方はヨーガの生き方のまず第一歩です。

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