うだるように暑かったり、雷と雨がどかどかと落ちてきたり、
夜にはこの茨木の山手では、厚手の布団でないと眠れないくらい寒くなったり、
不思議な天気なのです。
そのうち、西から昇ったお日さまが見られるかもしれません。
西から昇ったお日さまといえば、元祖天才バカボンのテーマソングです。
もはやバカボンを知らない世代も多いかもしれませんが……
……と強引な枕ではじめるひさしぶりのブログです。すいません。
バカボンの意味っておもしろいんですよ。
ヴェーダーンタとか、ヴェーダに関係しているのです。
バカボンという言葉は、バガヴァーンというサンスクリット語が由来だといいます。
このバガヴァーン、
バガを持つものという意味です。
バカを持っているのではなく(笑)
バガです。どちらも濁音になってます。
バガとは6つの能力があることです。
①ニャーナ……全知 ありとあらゆる知識 (ジニャーナですが、最初のジはほとんど発音されません)
②バイラーギャ……執着がないこと。公平さ
③ヴィールヤ………宇宙創造・維持・破壊のチカラ
④ヤシャス…………究極の名声(知られないことがないということ)
⑤シュリー…………ありとあらゆる富と資源
⑥アイシュヴァルヤ……絶対的な君主、統治
ちなみに、バカボンのパパは生まれる時に「天上天下唯我独尊」と言ったそうです。
この言葉はお釈迦様が生まれた時に発した言葉ですよね。
「全世界で私が一番尊い」という意味です。
Wikipediaによれば
元来、「天上天下唯我独尊」は、釈迦が言ったのではない。釈迦以前に出世したといわれる過去七仏の第1仏である毘婆尸仏(びばし)が誕生した際に言った
のだそうです。知らなかった。
お釈迦様はインドではヴィシュヌ神の生まれ変わりだといわれます。
ヴィシュヌ神は維持の神さまで、時代が混乱した時にはその次代の要請、祈りによって
人間として現れるといいます。
世界3大叙事詩の1つとされる。『ラーマーヤナ』と並ぶインド2大叙事詩の1つである
『マハーバーラタ』の中心の章にバガヴァッド・ギーターというストーリー&聖典があります。
ここに登場するクリシュナもヴィシュヌ神の生まれ変わりです。
バガヴァッドとは、「バガヴァーンの」という意味で、
このバガヴァッド・ギーターとはごくごく簡単に訳せば『神の歌』という意味です。
で、そこにはヨーガ、ヴェーダーンタが書かれてあります。
このお話を簡単に言えば……
世界を2つに分ける戦争の物語で、その中での主人公であるアルジュナは、
戦いが今から始まる、というときに、眼の前にいる敵の中に、
自分の尊敬する先生やおじさん、
子供の頃からの友人、何の罪もない庶民たちがいて、
戦いによって、その生命が失われていくことに絶望し、どうしたら良いのか、
なにが本当の幸せなのか、ほんとうの人生の意味とは
ヨーガとはなにか?ヨーガが目指しているものは?ということを
馭者であるクリシュナ(ヴィシュヌ神)に教えを請うていく、というお話です。
馭者のクリシュナがバガヴァーンであるということを、うすうすアルジュナは知っていました。
なので、戦争が始まる前にクリシュナに一番自分の近くにいてくれる馭者を頼むことにしたのです。
そうして、戦う準備万端になったところなのに、敵を目の前にして
「わたしの尊敬する先生を殺すならば、
この世界で体験するものはすべて血に染まったものになるでしょう。
わたしが私はあなたの生徒です。どうか私に教えてください」、と
がっくりと膝をつき、武器を落とし、戦意を喪失してしまいます。
♪……左の人 右の人 ……きっと繋がってるから
(チェータナ先生は……全世界の人が見ているメジャーリーグの野球中継で、
だれもが固唾を飲んで、ピッチャーの投げる第一球を見守っている中、
「あ、いま、ピッチャーががっくりと膝を落として涙を流しました!」 と
実況中継されている場面と例えています)
ここから、クリシュナとして現れているバガヴァーンはヴェーダーンタを教えはじめます。
ここからのクリシュナの言葉は怒涛のようです。
その教えこそ……
あなたは移り変わっていく体ではありません、移り変わっていく心ではありません。
それを見ている意識です。
永遠の存在です。悲しみも苦しみも見ているわたし、その意識こそ本当のわたしです。
悲しみや苦しみ、喜びに対して冷静になりなさい。しっかりとした分析と判断をしなさい。
ただしい知識を身に着けなさい。
どんな不幸であっても、あなたはそれを見ている意識であり、
不滅で、永遠で、喜びである意識です。
ちなみにバガヴァーンという言葉を赤塚不二夫氏に教えたのが、
交友のあったインド哲学者、宗教学者の中村元(はじめ)先生だとか、
なので、バカボンの弟は「はじめちゃん」。
でも、ふと考えたのです。
バカボンがバガヴァーンであれば、
バカボンのパパはバガヴァーンを生み出した意識、
ブラフマンなのかな?
バカボンのママはマーヤー(宇宙を生み出したチカラ=シャクティ)で、
はじめちゃんは、物質宇宙?ということになります。
「これでいいのだ」とバカボンのパパ=ブラフマンが言ったならば、その意味は、
すべてはありのままであり、そのありのままこそ、あなたであり、
意識であり、永遠で、変化もしない、満たされている愛そのものです。
という意味になります。
ナンセンス漫画である、元祖天才バカボンですが、
センスたっぷりですよね。
夜にはこの茨木の山手では、厚手の布団でないと眠れないくらい寒くなったり、
不思議な天気なのです。
そのうち、西から昇ったお日さまが見られるかもしれません。
西から昇ったお日さまといえば、元祖天才バカボンのテーマソングです。
もはやバカボンを知らない世代も多いかもしれませんが……
……と強引な枕ではじめるひさしぶりのブログです。すいません。
バカボンの意味っておもしろいんですよ。
ヴェーダーンタとか、ヴェーダに関係しているのです。
バカボンという言葉は、バガヴァーンというサンスクリット語が由来だといいます。
このバガヴァーン、
バガを持つものという意味です。
バカを持っているのではなく(笑)
バガです。どちらも濁音になってます。
バガとは6つの能力があることです。
①ニャーナ……全知 ありとあらゆる知識 (ジニャーナですが、最初のジはほとんど発音されません)
②バイラーギャ……執着がないこと。公平さ
③ヴィールヤ………宇宙創造・維持・破壊のチカラ
④ヤシャス…………究極の名声(知られないことがないということ)
⑤シュリー…………ありとあらゆる富と資源
⑥アイシュヴァルヤ……絶対的な君主、統治
ちなみに、バカボンのパパは生まれる時に「天上天下唯我独尊」と言ったそうです。
この言葉はお釈迦様が生まれた時に発した言葉ですよね。
「全世界で私が一番尊い」という意味です。
Wikipediaによれば
元来、「天上天下唯我独尊」は、釈迦が言ったのではない。釈迦以前に出世したといわれる過去七仏の第1仏である毘婆尸仏(びばし)が誕生した際に言った
のだそうです。知らなかった。
お釈迦様はインドではヴィシュヌ神の生まれ変わりだといわれます。
ヴィシュヌ神は維持の神さまで、時代が混乱した時にはその次代の要請、祈りによって
人間として現れるといいます。
世界3大叙事詩の1つとされる。『ラーマーヤナ』と並ぶインド2大叙事詩の1つである
『マハーバーラタ』の中心の章にバガヴァッド・ギーターというストーリー&聖典があります。
ここに登場するクリシュナもヴィシュヌ神の生まれ変わりです。
バガヴァッドとは、「バガヴァーンの」という意味で、
このバガヴァッド・ギーターとはごくごく簡単に訳せば『神の歌』という意味です。
で、そこにはヨーガ、ヴェーダーンタが書かれてあります。
このお話を簡単に言えば……
世界を2つに分ける戦争の物語で、その中での主人公であるアルジュナは、
戦いが今から始まる、というときに、眼の前にいる敵の中に、
自分の尊敬する先生やおじさん、
子供の頃からの友人、何の罪もない庶民たちがいて、
戦いによって、その生命が失われていくことに絶望し、どうしたら良いのか、
なにが本当の幸せなのか、ほんとうの人生の意味とは
ヨーガとはなにか?ヨーガが目指しているものは?ということを
馭者であるクリシュナ(ヴィシュヌ神)に教えを請うていく、というお話です。
馭者のクリシュナがバガヴァーンであるということを、うすうすアルジュナは知っていました。
なので、戦争が始まる前にクリシュナに一番自分の近くにいてくれる馭者を頼むことにしたのです。
そうして、戦う準備万端になったところなのに、敵を目の前にして
「わたしの尊敬する先生を殺すならば、
この世界で体験するものはすべて血に染まったものになるでしょう。
わたしが私はあなたの生徒です。どうか私に教えてください」、と
がっくりと膝をつき、武器を落とし、戦意を喪失してしまいます。
♪……左の人 右の人 ……きっと繋がってるから
僕らは連鎖する生き物だよ……とミスチル『タガタメ』をBGMで流したい場面です。
(チェータナ先生は……全世界の人が見ているメジャーリーグの野球中継で、
だれもが固唾を飲んで、ピッチャーの投げる第一球を見守っている中、
「あ、いま、ピッチャーががっくりと膝を落として涙を流しました!」 と
実況中継されている場面と例えています)
ここから、クリシュナとして現れているバガヴァーンはヴェーダーンタを教えはじめます。
ここからのクリシュナの言葉は怒涛のようです。
その教えこそ……
あなたは移り変わっていく体ではありません、移り変わっていく心ではありません。
それを見ている意識です。
永遠の存在です。悲しみも苦しみも見ているわたし、その意識こそ本当のわたしです。
悲しみや苦しみ、喜びに対して冷静になりなさい。しっかりとした分析と判断をしなさい。
ただしい知識を身に着けなさい。
どんな不幸であっても、あなたはそれを見ている意識であり、
不滅で、永遠で、喜びである意識です。
ちなみにバガヴァーンという言葉を赤塚不二夫氏に教えたのが、
交友のあったインド哲学者、宗教学者の中村元(はじめ)先生だとか、
なので、バカボンの弟は「はじめちゃん」。
でも、ふと考えたのです。
バカボンがバガヴァーンであれば、
バカボンのパパはバガヴァーンを生み出した意識、
ブラフマンなのかな?
バカボンのママはマーヤー(宇宙を生み出したチカラ=シャクティ)で、
はじめちゃんは、物質宇宙?ということになります。
「これでいいのだ」とバカボンのパパ=ブラフマンが言ったならば、その意味は、
すべてはありのままであり、そのありのままこそ、あなたであり、
意識であり、永遠で、変化もしない、満たされている愛そのものです。
という意味になります。
ナンセンス漫画である、元祖天才バカボンですが、
センスたっぷりですよね。