8月19日金曜日、アメリカ在住のパドマヴァティ雅子さんがいらっしゃいました。
そしてお昼から近所の老人介護施設の天兆園さんににおじゃまして、雅子さんの指導によるシニアヨーガを行いました。
車椅子の方も含めて、20人くらいの参加者がいらっしゃいました。
まずは自己紹介です。 | 一番右が雅子さんです。 |
目は一番血液を消費する感覚器官です。だから目を休めることは、自分の体をいたわることなのです。 |
呼吸とともに腕を上げ下げします。みなさん、呼吸をこんなに意識して体を動かすことがないので、けっこう体力を使います。 |
前回、雅子さんが来てくれたのが、昨年の12月。
それをきっかけに、3月には静岡のヨガスタジオZENTRAの「こころプロジェクト」に参加している講師manasiますみさんに来て頂いてのシニアヨーガもありました。
こころプロジェクトも雅子さんがZENTRAにいらっしゃったことから始まったことなんです。
実はこんなふうに高齢者の方々も、車椅子の人も、身体障害者の人も、ヨーガができるのです。
そして、健康な人以上に、健康を目指している人こそ、ヨーガを始めて欲しいのです。
ゆっくりとした体の動きとともに、
呼吸もゆったりとしていきます。
あるいは、体を動かさずに、
呼吸をゆったり深くしていきます。
そして、身体感覚を深めていきます。
同時に心の動きを沈めていきます。
呼吸を深くしていくと自動的に心が静まってくるのです。
そしてご自身の意識を見つめます。
自分の内面の観察をしていくのです。
これが、ヨーガの道のひとつ、ラージャヨーガ(瞑想的ヨーガ)のアーサナ(坐法)の基本です。
ちなみに、現代においてヨーガとイメージされているのは、ハタ・ヨーガ(身体を動かしていくヨーガ)のポーズのことになります。このことについては、また機会があれば、説明してみたいと思います。
おじいちゃん、おばあちゃんの体は確かにたくさんは動かせなくなっていますが、
おじいちゃん、おばあちゃんの存在はしっかりと感じました。
実は、シニアヨガをすると、いつも講習しているこちらが幸せな気持ちになります。
それは、人ひとりひとりの存在を、かけがえの無いものとして感じさせてくれるからだと思います。
言葉や体の動きが不自由になっている分、意識そのものが、自由さを求めていることがとてもよくわかるのです。
高齢化社会を迎えるにあたって、本当の健康、体の健康とともに、心の安定、安心、そして、自分たちの生きている実感を得られるよう、多くの人がヨーガを進めてほしいと思っています。
参加していただいた人たち、
そして講習をしてくれた雅子さん、ボランティアに来てくれたキミコさん(写真ありがとうございました)、ニシガキさん、
いっぱいの感動をありがとうございました。
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