2016年1月6日水曜日

瞑想とチャクラWS 感想2

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
瞑想WS感想のつづきです。
ここ山手台にも申です……

瞑想とチャクラWSまとめ

全7回を終えてその回々は理解していたつもりだったのに後半からは結局瞑想とは何ぞやという考えが浮かぶようになり、そのままチャクラの回に入って怒涛の情報量に触れ、全ての回が終わった時には何が何だかわからないようになっていました。武先生の作ったノートをもう一度始めのページからおさらいして整理してみましたが改めてみても本当にたくさんの情報量で、これを7回でお勉強したのかと思うといっぺんに理解できないのは当然の事(自己肯定・笑)これだけのノートを作ってくださった武先生の仕事量とそれを支えた熱意に心底敬意を払いたいと思います。

WSのなかで得たものをあげると、知識はその分野に於いて自由にしてくれるということ。前々から持っていた、知識は自分を助けてくれるという考えをヨーガの観点からも肯定することができました。だけど忘れてはいけないのは知識にも限界があること。そして瞑想は座ってするものばかりではないということ。自転車に乗りながらでも、子育てしながらでも、できる。祈りも瞑想のひとつ。そこに意識を宿すことで毎日どこでも何をしてても瞑想になることを知りました。

それからWSに参加する度にいうことですが今回も例外なくシェアリングの大切さを実感しました。シェアリングでは自分の考えの軌道修正や自分の持ち得なかった価値観を知れました。モチベーションを高めることにも役立ちました。付き合いが長くなってきたメンバーとはお互いの成長も自分のことのように喜び感動することができました。全部ひとりで勉強していては得られない宝物です。


相変わらず3歩進んで2歩下がるヨギーニ生活ですが、今回落とし込めなかった知識も次に3歩進んだ時にはすっと入ってくることを期待して、とにかく少しずつでも学んでいきたいです。大目標(モクシャ)と中目標(好き嫌い、怒りに振り回されないきれいな心づくり、思いやり・慈悲のこころを持つ、ダルマとアダルマの存在、全ては神で私も神だということ、チャクラへの意識など)をいつも忘れないように行動に意識を宿していきたいです。

質問
  1. ノートに記載された瞑想方法が10個あります。静座瞑想①~④は座ってしかできない瞑想と理解しますが、「存在感の瞑想」「慈悲の瞑想①②」「リスペクト」「思考のラベリング」「感情と自己受容の瞑想」は必ずしも座らなくても、たとえば仕事中や料理してる時、何かのきっかけでそういうことを考えた時にもできることだと理解しても良いですか。
  2. 呼吸に意識を向ける瞑想をしようと決めて始めてもあまりに雑念が多い場合、途中でラベリングの瞑想に切り替えて続けてもいいですか。それともそういう時は一旦止めてしまったほうがいいですか。

宮平みちよ

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今回のWSも皆さんのシェアリングとともに成長していった内容となりました。
講座の中ではあまり情報過多にならないように、話す内容を厳選していたと思います。編集時間がなかったノートの方では予定していた内容ではきっと未消化になってしまうと考えて、多くの注釈が入ることになり、結果的に情報量が多くなってしまいました。あくまでの講師自身のメモということで、ご了承ください。もう一度講座を開くときには2倍の時間が欲しいです。。

*感想の中にありました「知識に限界がある」、というのは少し注釈が必要かもしれません。
その世界についての知識は、世界に限界があるために知識にも限界があります。私たちの脳の能力にも限界があるでしょう。けれども、ヨーガやヴェーダーンタが扱っている真実=知識=存在という意味での知識には限界がありません。このあたりの話はとても重要ですが、今回のテーマではなかったので深くはお話ししませんでした。


一つ目の質問について:

瞑想は座って行うのが最も安定していて、程よい緊張を保ちながらリラックスできます。
ですが、必ずしも座って行うことでなければならないわけではありません。
瞑想は大きく2つの段階があります。まずはあちらこちらに飛んでしまう考えを静かにさせていくこと。心をきれいにすること。
その先に、大切な考えに集中し熟考し、理解し、定着させていくこと
最初の段階では、無意識に忙しい心身を休めて、呼吸や行動、感覚や考えに気づいていくことによって、心と体は穏やかになってきます。ここまでのためにヨーガではヤマ(正しくないこと=アダルマをやめる)とニヤマ(正しいこと=ダルマを行う)**、そして体を動かすアーサナがあり、呼吸法があります。アーサナと呼吸法が定着しているならば、第一段階の瞑想、考えを静かにしてくことは、座っているときのほうが断然やりやすいかと思います。
質問にあった「存在感の瞑想」「慈悲の瞑想」「リスペクト」「思考のラベリング」「感情と自己受容の瞑想」などは、穏やかになった心という条件のもと、その上である特定の考えに集中し、熟考し、理解し、定着させていくこと、つまり第2段階に当てはまってきます。
第2段階においても、まずは静かに一人で座って瞑想するようなことがなければ熟考するチャンスがないかもしれません。
けれどもやがて普段の仕事や料理などでふと沸き起こる考えのなかに、これらの大切な特定の考えが浮かんでくることが自動的におきます。
この自動的にうかんでくる正しい考え、その瞬間にとどまること、これも大切な瞑想です。

*今回のWSでの瞑想法はヨーガ・ヴェーダーンタを基礎にしています。慈悲、思考のラベリングの瞑想はヴィパッサナー瞑想を参考に、リスペクト、感情と自己受容の瞑想は認知行動療法、対人関係療法、アドラー心理学などを参考にしました。
**ヤマ・ニヤマは今回のWSではお話しできませんでした。ヨーガ・スートラ第2章にある重要な瞑想のステップです。

2つ目の質問についての考え:
あまりに雑念が多い場合はラベリングするのはとても効果的だと思います。落ち着いてきたら、また呼吸に戻ってくるといいでしょう。
瞑想をすっぱりやめて、やりたい仕事、やるべき仕事を1時間ほどでさっと済ませてしまえば、その後集中しやすくなるときもあります。
正しい方法は自分の心と体に無理が起きていないかどうか、です。
無理が起きているときには呼吸が浅くなります。
正しければ必ず呼吸が深くなりますので、自分の呼吸に聞いてみるともっとも無理のない方法でできると思います。呼吸が浅いか深いかを見分けようと思ったら、普段から呼吸を観察する必要が出てきますね。これこそ瞑想かもしれません。

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