いきなりですが、ヒッグス粒子が発見かと言われてますね。
昔から宇宙のこととか、それを知るための量子力学とか、大好きなんです。
子供の頃、宇宙の始まりとか、その前とか、時間のこととか、タイムマシンのこととか、
そんな本をよく読んでいました。
いま宇宙物理学はこれ以上分けられないものを必死になって見つけようとしています。
ヒッグス粒子もそのひとつです。
それが見つかれば、どうなるか?
この宇宙がわかり、この自分がわかり、この世界の不思議が分かるといいます。
宇宙の不思議、って、たくさんあるのですが、
たとえば、この宇宙の星々を全部集めたところで、全宇宙の重さの0.5%にしかなりません。
あとわかっているのは、漂っている原子などで、それを合わせても5%だとか。
理論的に予想されているのが、暗黒物質で、やっと25%近くだそうです。
暗黒物質は、発見されていないだけで、物質のようなものらしいのですが、
残りの75%を占めているという暗黒エネルギーはかなり不思議だそうです。
(暗黒だからといって、悪の帝国というわけでも、お化け屋敷のようなこわいものではないとおもいます)
宇宙が今、変化して、広がっています。広がると星々の間には空間ができます。
星の濃度が薄まっている、ということです。
例えば、風船を膨らましていけば、ゴムに書いてある絵とかは伸びてその色は薄まっていきますが、
暗黒エネルギーは、その濃度とか、なにも変化しなくて、
偏在、どこにも平均してあるものらしいですよ。
つまり、ゴム風船の絵の色が薄まらないのですって。
いまここにもわたしの中に暗黒エネルギーはあるのかもしれませんよ。
ところで、原子のことをアトムといいますよね。
鉄腕アトムのネーミングの元になったものです。
Atomonと書くらしいです。
Atomonはこれ以上分けられないという意味で、古代ギリシャのデモクリトスが名付けたそうです。
いま、こうしてヴェーダーンタを勉強していて、このことが
なんと!
と驚くことになるとは。
古代インドのヴェーダ(古代の知識体)の世界で、これ以上分けられないもの、
をAtoman アートマンと言います。
Atomonとそっくり、というか、一緒ですよね。
ヴェーダで、アートマンとはこの「わたし」のことを指します。
ヴェーダーンタの最重要課題です。
このわたしが分かれば、世界がわかるのです。
ヴェーダンタと宇宙物理学は、これ以上分けられないものを探している、
という点で、一致しています。名前まで一致しています。
物理学はアトムは最後ではなくて、さらに原子核があって、量子があって、素粒子があったり
なので、アトムの発見が最終ではなくなりました。
素粒子だって、最後じゃなさそうですしね。
ヴェーダーンタのほうは、いち早く、結論を見つけているということでは、大先輩ですね。
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